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zoom RSS トム・クルーズの映画『アウトロー』の第一作、リー・チャイルド著『キリング・フロアー』

<<   作成日時 : 2013/03/20 04:36   >>

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トム・クルーズ主演の映画『アウトロー』が公開されたのに合わせて、絶版になっていた処女作『キリング・フロアー』が再販された。
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古い方を持っているが、ブログ用に新しい方を買った。13年もたって手垢と埃と皺で、写真に写して載せるにはチョットね・・・・(^^ゞ

この作品で初登場の主人公ジャック・リーチャーは、元軍人であり、氷山の様な青い目が印象的な身長195センチ、体重95キロという巨漢であるという設定である。

作者であるリー・チャイルドは、ブルース・ウィリスをもっと長身にして、さらに体格をよくして、首の上にウィリアム・ハートの頭をのせたような男であると説明している。

性格も、暗くなく沈着冷静で、いたってノーマルな人間であり、よく他の冒険物の小説の主人公に見られるようにアル中でもなく、人生を悲観して投げ出しているわけでもない。

ために主役がトム・クルーズに決まった時、賛否両論が渦巻いたらしいが、作者のリー・チャイルドが、OKを出したので映画化が決まった。

ジャック・リーチャーシリーズはアメリカで17冊出版されているが、なぜ9作目である『アウトロー』から映画化されたのかは不明である。


この『キリング・フロアー』も、映画にしたらおもしろそうな作品でありますがね。


一話完結なので、どこからでも構わないのであるが・・・・この『キリング・フロア』はちょっと残酷なシーンがあるので、映画化には不向きと思ったか?


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ジャック・リーチャーは、全米を長距離バスで旅をしている途中、ジョージア州のアトランタ近郊の小さな町マーグレイヴを通りかかった時、マーグレイヴが兄のジョーが言っていた伝説のギター奏者ブラインド・ブレイクの住んでいた町であることを思い出して降りてみることにした。

ほんの気まぐれで降りたのだった。

どこか目的地があるという旅ではないので、気まぐれに降りたはずだった。

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しかし、雨の中を歩いて、マーグレイヴの街に入り、ダイナー(diner)でコーヒーを飲んでいるときに、大勢の警官に銃を突き付けられ、殺人犯として逮捕された。

この南部の小さな町で、殺人事件があったというのだ。

しかも残酷な殺され方をした死体が見つかったというのだ。

南部の小さな町を通りかかかっただけの男ジャック・リーチャー。

気まぐれで降りただけの男ジャック・リーチャー。

ホームレスと誤解されかねない男ジャック・リーチャー。

ちょっとでも不審な行動をとれば殺されかねないのである。

彼はよそ者であり流れ者であるから、すべての住人がお互いの顔を知っているような街では気をつけねばならない。

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ジャック・リーチャーは、犯罪者ではないので、前科もなく、どうせすぐに誤解であることがわかり無罪放免されるであろうとおとなしく警官についていったが、死体が見つかった場所を歩いているのを見たという目撃者が出たり、なぜか、指紋の照合が遅れたために、刑務所の未確定囚が入れられる監獄に送られることになる。


ところが、その刑務所内で殺されそうになるが、刑務所を牛耳っているはずのリーダーを反対に殺してしまう。

ジャック・リーチャーのほうが、殺人のプロの中のプロであったのである。


やっと無罪が証明され、釈放されたと思ったら、殺された男が、ジャック・リーチャーの兄であることがわかる。

なぜ?兄がこんなところに?

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兄は、ワシントンで政府の役人をしているはずなのに?

両親はすでになく、兄ジョーが、ジャック・リーチャーの唯一の肉親であった。


南部の小さな町ジョージア州のマグレイブには、大きな陰謀が隠されていたのである。


流れ者であるジャック・リーチャーは、誤解が解けて無罪放免されたら、この町を去るつもりでいたが、そうはいかなくなった。

唯一の肉親である兄を殺されたのである。

自分の手で、犯人を見つけ出さないわけにはいかない。

かくして、ジャック・リーチャーの戦いが始まるのである。

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このジャック・リーチャーシリーズは、冒険物の定番である巻き込まれがたの小説であり、ジャック・リーチャーは、アメリカ軍の軍人の父親とフランス人の母親の間に生まれ、父親が転属になるたびに、ジャックも世界中のアメリカ軍基地を転々として育ち、成人してからも、父親と同じアメリカ軍の軍人となり、軍人として世界中の基地で生活し、世界中の戦地で戦ってきた。

アフガニスタン・・・イラン、イラク・・・・・湾岸戦争・・・・・・・アメリカ合衆国の国民が知らない所で多くの戦いを戦い、生き残ってきた男である。


”軍隊こそが我がふるさと”という男であった。


ために、アメリカ人でありながら、アメリカ合衆国でほとんど暮らしたことがなかった。

ところが、軍縮のあおりでリストラされて軍隊から放り出されることになり、それを機会にジャック・リーチャーは全米を、自分の故郷であるアメリカ合衆国を見て回ることにしたのである。

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そして、全米を旅しているうちに、さまざまな事件に出くわすことになるのである。


二作目では、シカゴでFBIの女性捜査官と共に誘拐され、三作目ではフロリダで事件に出会うというように全米を舞台に活躍する。


孤独ではあるが、偏屈な男ではないという設定がよいであります。


ぜひ、一読ください。


現在4冊翻訳されているが、映画化を機会に、もっと翻訳して欲しいシリーズのひとつであります。




                                 







ーーーーーーーーーーーーーーーーーー参考資料


* ダイナー(diner)について

ダイナーとは、アメリカ合衆国とカナダで多く見られるプレハブ式のレストランである。

特に、アメリカ合衆国北東部あたりによく見られる。

ダイナー形式と呼ばれる料理を提供するレストランもプレハブでなくてもダイナーと呼ばれることがある。

元々は、1870年代に、屋台で簡単な料理を売っていたものが、定着したものである。
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ハリウッド映画などでもよく登場する細長い建物のレストランもダイナーである。

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これは、古くなった鉄道の食堂車をレストランとして利用したものである。

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1970年代に、多くのダイナーはファーストフード店に駆逐されたが、ニュージャージ州やニューヨーク州などでは、いまだに普通に見られる。(Wikipediaより)









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タイトル (本文) ブログ名/日時
『アウトロー』
 トム・クルーズが主人公ジャック・リーチャーを演じた映画「アウトロー」の原作を紹介する。文庫本で上・下に分かれている。  サスペンスアクションだが、ミステリーとしての面白さも兼ね備えていてなかなかいい。 ...続きを見る
団塊バカ親父の散歩話
2013/04/10 23:14

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
 アメリカ人でありながら、アメリカ合衆国をアウトローとして巡っていくという設定がいいですね。アメリカといっても地方によっていろんな特色があるでしょうから、いろんな経験をしていくんでしょうね。
 本のシリーズもいいですが、映画もシリーズ化していくと面白そうです。
 読んでみたいです(~_~)。
遊哉
2013/03/20 11:25
アウトロー 近くの映画館で かなり前から 大きな広告看板が出ていましたよ
配給元が かなり力を入れているんでしょうね
シリーズもののお話なんですね
アメリカでも 原作とイメージか違うとか賛否両論になる事があるんですね
みるしっぽ
2013/03/20 11:34
事件は偶然ではなく陰謀だったのですね。
主役のイメージとは別の意味でトムさん起用
の賛否両論わかる気がします。
トム.クルーズファンには見逃せないと思いますが。
原作はぜひ読んでみたいですね。

ようやく「風の影」「天使のゲーム上巻」を読了しま
した。ベストセラーになるだけあって一気に読みたく
なりますよね。
マイクル.コナリー著の「スケアクロウ」も予約済で
今度は記者のジャック.マカボイが主役だそうですね。
アメリカ、北欧、スペインとミステリを渡り歩いて
おります。




ひまわり
2013/03/20 12:07
ねこのひげさんのストーリーのあらすじの書き方には、いつも引き込まれてしまいます。
本のジャックの描写は、トム・クルーズとはかなり違いますね。原作の主人公と映画の主人公がイメージが違う例はないかと考えてみました。マイケル・クライトンの「ライズィング・サン」なんかそうですね。本では最後に主人公は黒人となっているのに、映画ではショーン・コネリーが演じました。まぁ、それが良いか悪いかは、映画の出来によるだろうと思います。
ダイナーは、24時間オープンのところがよくあります。よそ者で、夜遅く何かを食べるなら、やっぱりダイナーでしょうね。
櫻弁当
2013/03/20 12:27
最初にトム・クルーズ主演のCMを観たときは、
「まーた彼はこの手のものをやるのかあ。ミッション インポッシブルと似たような感じやな」くらいにしか思わなかったのですが^^;
なるほど。全然違うんですね(自爆)
でもトムのCMからは、軽薄だけどイカす男、っていう印象しか受けなかったんですよね(^^ゞ
あの主人公にはこんな複雑な背景があったんですね。んで、シリーズ化しそうだし。面白そうですね。これは映画より先に原作を読んでみようかな♪
キーブー
2013/03/20 18:04
☆ 遊哉さんへ
刑事なんかだと、おなじ場所から動かないので、マンネリ化しそうですが、アメリカ各地を放浪して歩いているのですから、違った体験ができますよね。

トム・クルーズは、ミッション・インポッシブルシリーズに変わる新しいシリーズにしたいようです。
ねこのひげ
2013/03/20 18:14
☆ みるしっぽさんへ
トム・クルーズが、ディカプリオと版権を巡って争って競り落としたとか・・・
新しいシリーズにしたいと力を入れているようです。

人気シリーズだと、原作のイメージと違うと賛否があるのは、どこの国でも一緒のようです。
ねこのひげ
2013/03/20 18:17
☆ ひまわりさんへ
街に降りたのは、偶然ですが、大きな陰謀が進行していたのです。
ミッション・インポシブルとは違い、組織に属していない男という設定が面白いです。
ぜひ、読んでみてください。

マイクル・コナリーの『スケアクロウ』は新聞記者のジャック・マカヴォイが主人公で、『ザ・ポエット』に匹敵する名作です。
怒涛の展開で、一気に読ませますよ(*^。^*)〜♪
ねこのひげ
2013/03/20 18:33
こんばんは。
またまたねこのひげさんの解説。
読み入ってしまいましたよ。面白そうですね。
原作のイメージとはちょっと違う背の低さのトム・クルーズだけど、予告を見たらハマってますね。でも原作のファンを納得させるのって難しいですよね。
ダイナーってよくアメリカの映画やドラマでも出てきますね。
最近見たDVDにも出てました。
合間合間に入っていた写真、すごくイメージにぴったりですね。
また移動中に撮りましたね。^^!
TAMO
2013/03/20 18:39
☆ 櫻弁当さんへ
ありがとうございます
そうですね。かなりイメージが違いますね。
日本でも、ベストセラーがドラマ化されたのですが、女優のイメージが、原作と違うというので、かなりの非難があったドラマがあるのですが、現在は、案外よいではないか?とか演技力があるのではないか?と評判がよくなっているドラマがありますね。
ようは、作品の出来いかんでしょうね。

ダイナー・・・・日本では、下町の居酒屋さんか、おでん屋、ラーメン屋といった所でしょうかね。
正装でいくような高級レストランではなく、普段着でいく食堂でしょうか。
ねこのひげも、なんどか利用したことがあります。
ボソボソと「ジャパニーズ・・・ジャパニーズ」という声が聞こえてきました。
ねこのひげ
2013/03/20 18:45
☆ キーブーさんへ
はい、全然違います。
ミッションのほうは、いわば政府の役人ですが、こちらは、元軍人で旅人という設定です。
ミッションシリーズも長いですから、トム・クルーズも新しいシリーズを狙っていたようで、ディカプリオと映画化権を争って落札したとか・・・
二人ともイメージが違いますけどね〜(~_~;)

原作も面白いですよ。妙なひねりがなくて、スラスラと読めます。
ねこのひげ
2013/03/20 18:52
☆ TAMOさんへ
お褒めいただきありがとうございます
面白いですよ〜(*^。^*)
原作との違いは、演技力と演出力でカバーして、面白くなってますね。
原作ファンも納得しているのではないでしょうか?

アメリカの田舎の町が出てくるような映画だと、かならずといっていいほどダイナーが出てきますね。
日本で言えば、下町の古くからある小さな食堂というところでしょうね。

写真は、ぶれていたのでボツにしていたのですが、記事の内容にあっていると思ったので使ってみました。(^^ゞ
ねこのひげ
2013/03/20 19:05
アメリカの映画によくダイナーって出てきますね
最近のおしゃれなのじゃなく・・そうそうちょっと田舎町の話とか
子供のころ憧れました
パンケーキにベーコンにケチャップ・・イメージなんですよね(笑)
小説の内容から、トム・クルーズは??の感じ
私生活もだしすぎだし
映画になったらどうなんだろ
反面どうなるかが楽しみでもありますね
タフィー104
2013/03/21 05:58
☆ タフィー104さんへ
よく出てきますね〜アメリカ人にとって郷愁を誘う存在なのでしょう。
日本だと昭和の雰囲気とかですかね?
そうそう、パンケーキに、スクランブルエッグみたいな簡単な料理・・・軽食と呼ばれるような料理を提供するんですね。

トム・クルーズ・・・・ちょっとイメージが違いますが、うまく作っているようですよ。(*^。^*)
ミッションに変わる新しいシリーズにしたいようですしね。
ねこのひげ
2013/03/21 06:48
ねこのひげさんのあらすじは本当に分かりやすくて半分以上本を読んだ気になりました(^^ゞ 
横田基地や座間キャンプに何度か入った事がありますが、ああいうところを転々としていると本当のアメリカは分からないでしょうね。自由の国とか言っていますがかなり閉鎖的なところも多いと思いますし。アメリカの平和のために働きながらアウトローってなんか切ないです。嫌いなせいもあるけどジャックはトム・クルーズじゃないですねぇ。
白うずら
2013/03/22 00:13
☆ 白うずらさんへ
一番重要なところは書いてないので読んでみてください。
面白いですよ(*^。^*)
基地で生まれて育ったアメリカ軍人の子供というのは、ある意味無国籍みたいなものだから大変でしょうね。
イメージ的には違いますが、まあこれはこれでありかな?と。
嫌いなのは仕方ないですね〜好みでしょうから・・・(*^。^*)
ねこのひげ
2013/03/22 04:48

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トム・クルーズの映画『アウトロー』の第一作、リー・チャイルド著『キリング・フロアー』 ねこのひげ/BIGLOBEウェブリブログ
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