ねこのひげ

アクセスカウンタ

zoom RSS 夜行列車の旅

<<   作成日時 : 2010/05/11 05:13   >>

面白い ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 2

画像

10代のころ、大学1年か?大学2年か?の学生時代、アルバイトした金で友達と初めて旅行に出かけた。と行っても、いまのように、気軽に海外旅行なんて、学生のバイト代ではいけない。
ハワイに行くのに、軽く”50万、100万”は行った時代だ。いまは、ゼロがひとつ少なくていける。
うらやましい!かぎりです。
大人になって、仕事をするようになって海外は何十回も行ったが、ほとんどが仕事で、純粋に観光旅行というのは、一桁しかない。
ねこのひげの”姪”などは、大学生で、バイトしては、あちこち旅行している。
夏休みになると、きのうは、パリとロンドンにいたと思ったら、今日は沖縄にいます。などというメールをよこしやがるので、うらやましいやら、頭にくるやら・・・・・

畜生〜ッ!!(小梅太夫風ーすでに古いな。(+o+))である。

当時の学生のまっとうなアルバイトの金額で行ける旅行というのは、せいぜい近県を一周してくる旅行程度なので、友人3人と4泊6日の旅行をやってみることにした。

広島駅を出発して出雲に行き、鳥取砂丘を回り、小泉八雲の自宅を見学。岡山に出て、尾道を見て、広島に帰るという一周コースだ。

北海道や沖縄に行ってみたかったが、今回のバイトの金額では無理だった。
次の日は、玉造温泉の旅館を予約しておいたが、初日は、泊まり賃を節約するため、夜行列車に乗ることにした。

夜に出発して早朝に出雲に着く夜行列車に乗ることにした。

駅で友人と待ち合わせて列車に乗り込む。

初めてなので、けっこう、どきどきで緊張しきりである。

このころは、蒸気機関車も、まだ、あたり前に走っていたが、山陰地方に向かうローカル列車は、ディーゼルか電気機関車であったように思う。

ローカル線は、ディーゼル車のほうが、多かったように思う。

なんせ、古いことなので、記憶がさだかでない点はお許しください。

マニアではないので、記憶しとらんというのもあります。

ローカル線なので、寝台でもないし、リクライニングシートでもないし、指定席もない。早い者勝ちの自由席なので、早めに行って、列車が到着と同時に、席を確保するために、飛び込む。

古いので背もたれも垂直の硬い木の長い向かい合わせの椅子だ。そこを三人で占拠する。

我々、三人の後から、おばさんやおじさん連中が、山のような荷物を抱えて、ドヤドヤとはいて来た。

慣れた様子で、網棚に、バックや風呂敷包みを放り上げ、大きな荷物は、通路においていた。

5人から10人ぐらいの集団が何組もはいてきたのだった。

出発するまでは、静かであったが、発車のベルがなり、ゴトンガタンと列車が動き出すとおばさん達の喋りが始まった。

こちらは、出雲駅に着いたら、出雲大社から、日御碕灯台などを観て回ろうとしていたので、体力温存のために寝ようとしていたのに、これでは、寝れない。

市内から出て、真っ暗ななかを走り出すと、いっそうひどくなってきた。

そして、ビールや酒やつまみを出して、宴会を始めたようだ。

うるさいなーっと思いながら、そちらを見ると、1人のおじさんが、新聞を通路に広げて、靴を脱ぎ、その新聞の上に立つと、上着を脱いで、椅子のフックにかけた。
そのあと、ズボンのベルトに手をかけ、ベルトをはずし、ズボンのチャックをはずして、ズボンを脱いだ。

ステテコの上下になって、新聞の上に胡坐を掻いて座った。

その後、そのおじさんだけではなく、次々と同じように脱いでいくおじさんが出だした。

上半身、裸のおじさんもいた。

通路に広げた新聞の上に横になっているおじさんもいる。


おばさんまで、シミーズ一枚になったのには、まいた。

こちらは、目のやり場に困ったが、おばさんは平気である。シュミーズの横から手を入れておっぱいの下あたりをぼりぼりと掻いている。

そのかっこうで、「オシッコ!オシッコ!」と言いながら、通路を走っていくおばさんもいた。

色気も何もあったものではない。

酒が進むと、歌を歌いだし、シミーズ姿で、安来節を踊りだすおばさんもいた。


飲めや歌えの大騒ぎである。



いや、ホント!まいた。


いま思えば、おじさんやおばさんは、40代から50代の年齢であったようだ。


「学生さんも、こっちにきていっぱいどうかね?」と言われたが「未成年なので・・・」と断った。


未成年でも、ビールぐらいは飲んでいたが、おばさんおじさんの勢いにタジろいでいた。


あのなかにはいたら、どうなることやら・・・である。


通路に顔を出して、他の車両を見てみたが、おなじような状況であった。


どうやら、山陰から山陽方面に出稼ぎにきた人達の帰郷とぶつかってしまったようだった。



ただひたすら、我慢して寝ることに専念することにした。

寝れないけど・・・・・


それでも、ひとしきり騒いだ後、12時過ぎる頃になると静かになった。

イビキが聞こえてきた。


やれやれで、目を瞑るが、眠れない。

はじめての旅行でもあるので、コーフン状態にあるようだった。


それでも、ウツラウツラしながら、窓の外を見ると、暗闇のなか列車の灯が、線路脇の田んぼの上を舐めるように走っていくのが見えた。


まるで、光の蛇が、くねって、はっていくように見えた。



朝、出雲駅に着いて降りたら、3人とも、寝不足でモーロウとしていた。



早朝の人気のない出雲大社の参道を、3人は、ふらふらと歩いていったのでありました。








                               




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

参考文献


夜行列車 [DVD]
紀伊國屋書店
2010-06-26

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る



時刻表でたどる夜行列車の歴史 (キャンブックス) (JTBキャンブックス)
ジェイティビィパブリッシング
三宅俊彦

ユーザレビュー:
あぁ…夢が…消える… ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る



夜行列車 カレンダー 2010
エイ出版社

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 9
面白い 面白い 面白い 面白い
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
何で今夜行列車の旅を思い出したんでしょうねぇ〜?(笑)
人にはいつまでも鮮明に残る思い出があります。
まるで、小説を呼んでいるかのようなねこのひげさんの思い出話に引き込まれましたよ(笑)
今こんな風景、何処に行っても見られるものではありませんね(笑)
時代時代で。。。思えば楽しい?いや、面白い経験ですね!

この終わり方では。。。続きがありそうな。。。(笑)
みつば
2010/05/11 14:23
ゴールデンウィークでも、どこにも行けなかったので(~_~;)

いまだったら、非難されるでしょうね。
上海のパジャマ姿みたいに。(^^♪

喜んで貰えたので、思い出したら・・・・
でも、あとは、たいした事件はなかったような・・・・(^^ゞ
ねこのひげ
2010/05/12 04:47

コメントする help

ニックネーム
本 文
夜行列車の旅 ねこのひげ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる