スティーブン・セガールの映画『エグゼクティブデシジョン』の?
5月22日の明け方午前3時15分からスティーブン・セガールの映画『奪還 DAKKANアルカトラズ』があって、5月23日には、大ヒット映画『沈黙の戦艦』の続編と言ってもいい映画『暴走特急』がありましたね。
立て続けに流すということは、新作でも公開されるのかな?
ねこのひげは、B級映画もけっこう好きなんです。(^^♪
で、放映されたばかりの映画の話をするのはおもしろくないので、ちょっと変わった映画『エクゼクティブデシジョン』などの話を・・・・・スティーブン・セガールの役どころは、『沈黙の戦艦』以来、ひとつも変わってませんからね。
首尾一貫してます。
ストーリーは違って・・・・これもそう変わりはないかな?
いつも演じるのは、冷静沈着にして天下無敵のまるで日本の古武士のような役どころばかりです。
本当のセガールも合気道の師範で、なんどか間違えてというか力が入りすぎて相手の役者の腕を骨折させたことがあるそうです。
この作品は、B級といえるかどうか?有名俳優が出演してますからね。
カート・ラッセル、スティーブン・セガールは、B級映画の雄ですが、脇をかためるのは、オスカー女優のハリィ・ベリーや、『名探偵ポアロ』で知られるディビット・スーシェー。
さらに『マイアミ・バイス』の名脇役オリヴァー・プラット。ジョー・モートンは、『ターミネーター2』で知られ、ジョン・レイグザモは、NYのベテラン舞台俳優。
などなど、、、なかなかいい役者がそろってます。
ジャンボジェットが、テロリストにハイジャックされる。乗客400人の命と引き換えに、テロリストは、彼らのボスの釈放を求める。
それにたいしてスティーヴン・セガールを隊長とする対テロリスト特殊部隊が出動することになる。
しかし、出だし、30分ぐらいで、セガールが消えたのには、ビックリ・・・・(+o+)
カート・ラッセルと丁々発しのやりあいを演じながら、最後まで行くのだろうと思っていたので意表をつかれました。
セガールは、この映画でラジー賞の最悪助演男優賞に輝き、30分弱の出演で何十億ドルも稼いで、ギャラドロボウとか言われましたが、ねこのひげには、おもしろかったですね。
主役だと思っていたセガールが序盤でいなくなってしまうんですからね。これはセガールが資金も提供していたため、顔だけ出しておこうということだったようです。
そのわりにはプログラムカバーにカート・ラッセルとならんで表示されてます。
予告でもセガールが前面に出てましたからね。
これにだまされて観に行った人も多いのでは?
でも、セガールがいなくなって、どうなるんだ?で意表をつく演出になっていてよかったですけどね。
シロウトが、どうやってテロリストに立ち向かうのか?
もう1人の主役カート・ラッセルは、武闘派ではなく、情報の分析などを行うデスクワークが主な人間として登場する。
ぶん殴ったり蹴飛ばしたり、銃を乱射したこともない人間。
参謀格の人間が、実戦に参加するんです。そりゃあ、戸惑います。
以前の映画『遊星からの物体X』や『ゴーストハンターズ』(、86年)では、考えるより先に体が動くという粗暴な行動派の役ばかり演じてきたので、今回の映画は真逆の役どころで、マヌケぶりをいかんなく発揮してハラハラさせてくれる。
本来は、コメディが得意と聞いて納得。
そういえば『ゴーストハンターズ』も三枚目というか、二枚目半のトラックドライバーでした。
パーティー会場から、無理やり連れて来られたので、タキシード姿で来て、特殊部隊の隊員をあきれさせます。
戦争しに行くのに、タキシードで来るとは・・・・・・・ダメダ、コリャ!?(+o+)です。
このジャンボジェットにコバンザメみたいにくっつく特殊飛行機は、緊急救助用としてじっさいに考えられているそうです。
空中で緊急事態が起きたときに、張り付いて救助するのだそうです。
この映画の場合は、非常用ハッチに接続して内部に入るわけですが・・・・・・カート・ラッセルと数名がジャンボに乗り込んだ後、アクシデントが・・・。
セガール以下プロフェショナルの乗ったこの救助艇は、ジャンボとの連結器がはずれ空中に消えてしまいます。
映画が終了しても、生死は不明のままです。
このジャンボの胴体に書かれている『Oceanic』という航空会社名は、他の映画でもたびたび出てきますが、実在しない会社です。
ハリウッドの映画用に使用されている航空機会社名で007だったかにも使われてます。
電話番号でも、ハリウッド映画用に用意されている電話番号があります。
555-0100~555-0199までがそれです。
アメリカでは、この電話番号を登録して使うことはできません。
注意して見ていると、不動産屋の電話番号などとしてよく出てきます。
名探偵ポアロが、テロリスト???でしたが、迫力ありました。
さすが、演技派。
イギリス王立アカデミー劇団に15年間在籍していたのは、ダテではない。灰色の脳細胞から凶悪なテロリストまでこなします。
ハリィ・ベリーは、スチュワーデース役。
密かに乗り込んできたカート・ラッセルらに頼まれて手助けすることになります。
疑られてたびたび殺されそうになります。
本来活躍しなければいけないプロ連中が、ほとんど使いものにならなくなり、カート・ラッセル以下のシロウトが、テロリストに立ち向かわざるを得ないというサスペンス映画です。
テロリストの狙いが、彼らのボスの奪還ではなく、じつはワシントンに、このジャンボを墜落させることにあったことがわかる。
しかも、ジャンボの貨物室には複雑な時限装置のついた細菌兵器が搭載されていた。
これが、爆発すれば、ワシントンだけでなく周辺も全滅だ。
その装置を解除できるジョン・モートン演じるプロは、進入のさいに脊髄が折れており、首から下がマヒして動けないので、オリヴァー・ブラット演じる素人が彼の指示で解除することに。
解除できなければ、細菌兵器がワシントンにばら蒔かれるし、ジャンボが墜落すれば、ホワイトハウスの大統領の命もワシントンも大惨事に。
そうさせないために、アメリカ空軍の戦闘機が発進してジャンボを海上で撃ち落そうとする。
400人の乗客の命より、ワシントンの大統領と住民の命のほうが・・・
その前に、時限装置を解除して、テロリストを倒し、400人の乗客を助け、戦闘機と連絡して、ジャンボを撃墜するのを中止させ、さらにジャンボを空港に無事着陸させねばならない。
これで助かるわけないよ!?というくらいの難題を積んでジャンボは飛んでいる。
という二重三重のサスペンスが・・・・・
でも、この映画はあたらず、赤字だった。
この映画が、なぜお客がはいらなかったのか、よくわからないですね。
役者もそろっているし、サスペンスもいいし、ハラハラドキドキさせる構成もうまいんだけどね?
この作品が作られた当時は、だれも、『9・11』のような事が現実に起きるとは思っていなかったからかもしれないですけどね。
『エグゼクティブ デシジョン(EXECUTIVE DECISION)』という舌を噛みそうなタイトルのせいかな?
直訳すると『大統領の決断』とか『管理職の決心』になるけど・・・・・・これもいまいちかな?(^^ゞ
スティーヴン・セガールだから、『沈黙のテロリスト』にでもすればよかったのかも・・・・・ヽ(^o^)丿
『沈黙の○○・・・』というタイトルは、日本だけらしいですけどね。(~_~;)
そうそう、スティーブン・セガールは、元CIAの工作員ではないかという話もあります。
ご本人は否定してますけどね。あたり前ですが・・・・(~_~;)
本当だったらリアル007というところでしょうかね?\(◎o◎)/!

YouTubeで見つけたので追記
『ゴーストハンターズ』の予告
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参考DVD
この記事へのコメント
でもセガール抜きでも充分面白かったですよね。なのに詐欺みたいな感じになっちゃったのはちょっと残念。あんなに大きくセガールの名前を出さなきゃよかったのに。。。
と思っていたので終りまで出てこないのには??マークでした。
まさに詐欺ですけど、映画としては意表をついていておもしろかったですね。