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zoom RSS 小説集『江戸猫ばなし』

<<   作成日時 : 2015/08/05 18:11   >>

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『江戸猫ばなし』は7人の小説家による時代小説アンソロジーである。
アンソロジーとは特定の分野から詩や小説を集めまとめたものを指す。
時代小説の中でも、江戸時代の猫をテーマに7人の作家に書いてもらった本である。


猫好きにはたまらん本でありますな〜

第一作目は赤川次郎さんの『主』

ご存知のように赤川次郎さんは三毛猫のホームズが活躍するミステリー小説『三毛猫ホームズ』シリーズで有名な作家であります。

何でも屋の市助が、飲み会の席で「そんなことはなんでもないじゃあねえか」と飲んだ時のいつもの癖で言ったばかりに、泊まった二人がおかしな死に方をしたという”猫寺”と呼ばれている荒れ寺に肝試しに泊まることになり、化け物と対決・・・そこで出会った三毛猫が、実は・・・・


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🐱『父ちゃん・・この暑いのによく本なんか読むよ』

☺『暑さを忘れるんだよ』





第二話は『研ぎ師人情始末』シリーズの稲葉稔さんの『仕立て屋の猫』。

仕立て屋の新三郎がひょんなことから使うようになった縫子のおりつと飼うことになった猫のたまとの話。


新三郎はおりつも年頃なので、嫁にいかせたいと思っているが、父親の大工の善吉の暴力により男を恐れるようになっているため、色白の美人であるが嫁にという話をことごとく断っるので困っている。

しかし、猫のたまが縁で・・・婚礼へとなりめでたし・・・・・江戸人情ばなしである。


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🐱『父ちゃんも、美人が好きだもんな』

☺『お前もな』





第三話は、『一鬼夜行』シリーズの小松エメルさんの『余市と望月』

『一鬼夜行』は百鬼夜行にはぐれた鬼となのる少年小春と商人喜蔵が繰り広げる妖怪ばなしである。

この『余市と望月』も余市が描いた絵の中から飛び出してきた猫望月と余市の物語である。

望月は描かれた絵から出てきた化け猫であるが、臆病なためにネズミ一匹捕えて殺すことが出来ない。

その臆病な望月に余市は無理な命令ばかりを・・・・実は余市は望月に甘えていたのである。

なぜか・・・・・

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🐱『父ちゃんも俺に甘えてんだな』

☺『おまえもな




第四話『猫の傀儡』は、以前に紹介したことのある『千年鬼』の西條奈加さんの作品である。


猫が傀儡師となって選ばれた人間を操って、事件を解決していく話である。

ノラ猫のミスジに操られているとも知らないで狂言作者の阿次郎は百両もするという変わり朝顔の鉢を壊した犯人捜しを始める。

もし、犯人が見つからなければ、キジトラ猫のキジは三味線の皮にされ、ピンシャンと鳴くはめに・・・・


第五話は佐々木祐一さんの『ほおずき』。


第六話は高橋由太さんの『九回死んだ猫』


第七話は中島要さんの『鈴の音』


いずれの話も猫にかかわりのある話で、泣かせたりニヤリとさせる猫好きな人にはたまらないお勧めの短編集であります。

ぜひ御一読を。

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🐱『暑いからいやだよ』

☺『猫のお前が読めるか!』

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🐱『読めたりして』

☺『ギョッ!?』




中でも驚いたのは、デビュー当時の作品を読んだとき酷い文章の小説だと思っていた作家の文章が見事によくなりうまくなっていたことである。

だれとはいいませんが・・・・

”男子三日合わざれば括目して見よ”という言葉を思い出した。

その小説家は、コンテストには落選したが、一筋の光を見出した編集者が何度も手直しをさせてデビューさせ、売れっ子作家になっていたが、この文章では長く持たないな〜と思っていたのだから驚いた。


平謝りであります。

実に良い文章を書かれるようになっておられます。

読んであげてください。


見出した編集者に拍手であります




                                  









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コメント(6件)

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江戸猫ばなし 気になってたんですよね〜
買ってみます
夏でも サブちゃんは元気いっぱいですね
まだまだ 子供っぽい感じが残っていますね
みるしっぽ
2015/08/05 20:38
 みるしっぽさんへ
ご存知でしたか!(*^▽^*)
なかなか小粋な話が多くて、猫たちが活躍して楽しませてくれます。
サブ。元気です。
今は長くなって寝てますが・・・
相も変わらず暴れてます。
ねこのひげ
2015/08/06 02:01
アンソロジー
気軽に読めそうで良さそうです
Amazonに頼んじゃいますかねえ(笑)
猫好きにはたまりませんね
サブちゃん、ねこのひげさんの前ではいつまでも子猫のような感じがします^^
タフィー104
2015/08/06 07:03
時代物はあまり読まないんですがねこのひげさんの
オススメならと思い予約しました。
西條奈加さんも書いてるんですね。

サブちゃんの色んな表情が見られて嬉しかったです。
この暑さは猫ちゃんにもたまりませんね。
ひまわり
2015/08/06 14:31
 タフィー104さんへ
暑いので短編小説のほうがよいんじゃあないかと思い紹介しました。
はい、サブはねこのひげの前では態度が違うと近所の奥さんたちにも言われてます。
ねこのひげ
2015/08/07 01:54
 ひまわりさんへ
時代小説ですが、ジーンときたり、ニヤリとしたり、猫好きにはたまらない作品集でありますよ。
暑いんでしょうね。
サブもシロも、涼しい所を見つけて長くなって寝てます。
ねこのひげ
2015/08/07 01:59

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