ねこのひげ

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zoom RSS ユッシ・エーズラ・オールスン著『特捜部Q キジ殺し』・・・・・・

<<   作成日時 : 2013/01/09 05:24   >>

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年末からお正月にかけて、読んだ本の紹介。
いま、ミステリー小説ファンに大人気のデンマークのミステリー作家ユッシ・エーズラ・オールスンの『特捜部Q』シリーズの第二弾”キジ殺し”です。
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一冊目の『特捜部Qー檻の中の女』は、ウェブリブログ『団塊バカ親父の散歩話』の遊哉さんが、2012年12月17日に記事にして公開されているので、そちらを読んでいただくとして、ねこのひげは『特捜部Q−キジ殺し』を紹介しようと思うのです。

一冊目の『特捜Qー檻の中の女』が面白かったので、”キジ殺し”も、つい、続けて読んでしまったのであります(^^ゞ

一冊目の『檻の中の女』は、過去と現在の時間が交互に出てきて、『これはなんだ?どういうことだ???』と、かなり考えさせる出だしでありましたが、キジ殺しは、犯人が最初からわかってます。

最初から、犯人として出てきます。

で、犯人の異常な行動とそれを追いかける主人公デンマークのコペンハーゲン警察の刑事カール・マークと助手のシリア人のアサド・・・・・

そして、犯人たちを追い詰めていく謎の存在・・・・・・・

この三組の行動が交互に語られます。




さらに、特捜部Qに新たな人間が加わります。

主人公であるカール・マークと助手のアサドもかなりの変人ですが、あらたに加わった助手の女性ローセもかなりの変人で、他の警察署から追い出されてきたのです。

カール・マークも、人が右といえば左に行くようなへそ曲がりですが、ローセは、四六時中、不平を言って、上司を上司とも思わない態度で、カール・マークに命令し、マークをイライラさせます。

ローセは、警察学校をトップで卒業したにもかかわらず、自動車の試験に何度受けても受からず、自動車免許を持たない人間は、警官になれないという規則のために警官になれなかった女性です。

しかし、どうしても警察に入りたくて、秘書の資格を取って警察に入り込みました。

そして、捜査に口出しなどをしたあげく、その警察署を追い出されて、特捜部Qに厄介払いされます。

ローセは、マークの特徴をいうときに、頭の髪の毛がお尻の形に剥げていると平気で言ったりするような女性なのです。

そりゃあ、追い出されます。

カール・マークは、どうやら自分をかなりかっこいいと思っているようでもあります。


シリア人のアサドも、シリア人と言ってますが、実はイラク人では?と思わせるところがあり、妙に警察内部の仕組みに詳しく、捜査に口出しをしてきます。

そして、事件解決の糸口を発見するのは、いつもアサドなんですが、とんちんかんな方向に行くために、最終的にはカール・マlクが解決することになりますけどね。


三人とも、警察官としては非常に優秀な人間なのです。他の捜査官が解けない謎を次々と解いて事件を押し進めていきます。


人間としては欠点だらけなのですが、三人三様の変人ぶりで、バラバラに行動しているように見えてますが、最終的にはうまくまとまっていくのです。



ちなみに特捜部Qというのは、日本で言えば迷宮入り、アメリカで言えばコールドケースを扱う部署です。

何年も前に起きて、解決できなかった事件を追う部署が、コペンハーゲン警察に新しく設置されることが、議会で決まり、そこの責任者にカール・マークがさせられるわけです。

どうせ解決できないと思われる事件を抱えることになる部署に、警察にとって都合の悪いへそ曲がり男を押し込めておこうという魂胆だったわけです。

厄介払いです。

しかし、そうはいかなかったのです。

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物語として扱われている事件は、非常に陰惨なものが多く、一冊目の事件は、日本の尼崎で起きた事件を思い起こさせましたが、二冊目のキジ殺しでは、日本のイジメとよく似た構図で、人に暴力をふるうことがどういうことかと考えさせられます。

キジ殺しは、快楽殺人の話です。

犯人は人を傷つけ、殺すことに快感を覚える人間なのです。

動物虐待も出てきます。

イジメというのは快楽殺人だと思いますね。

それを行っているのが、デンマークの財界のトップクラスの人間なのです。警察でも、容易に手が出せない連中です。

上からの圧力で、事件の解明の中止を命令されたカール・マークは、逆に事件を究明していき、アサドとローセと協力して徐々に追い詰めていきます。

この三人のやり取りが、とんちんかんで、これはブラックユーモアか?と思わせるところが、絶妙な息抜きになってますね。

カール・マークの自宅に同居している義理の息子や、下宿人・・・・・・元女房ヴィガやマークが一目惚れした女性カウンセラーなどがかかわってくるサイドストーリーも、面白いです。

マークが、四苦八苦することが陰惨な事件に甘味を与えてます。

それが、人気を呼んでいるんでしょうね。

事件だけではきつすぎます。


さらに、この二冊目のキジ殺しで、一冊目の特捜部Qを創設して、カール・マークが地下室に追い出されることになった事件も、仕組まれたことではないかという疑問がわいてきますし、アサドにも不審なことが起きますが、アサドは隠そうとします。

アサドの正体は?謎多き人物です。

他の中東系の人間から恐れられている節があります。

アサドは何者・・・・・?????です。


まだまだ、ストーリーは広がっていきそうです。

そして、この小説には、あの世界的な映画監督の有名な映画もでてきます。

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ユッシ・エーズラ・オールスンは、スゥーデンの『ミレニアム』シリーズのスティーグ・ラーソンに続く北欧ミステリー小説界の勇として、人気が上がっているそうです。

いずれ、映画化されそうです。

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この三冊目の『特捜部Q−Pからのメッセージ』で北欧を代表するミステリー賞『ガラスの鍵』賞を受賞しました。

イギリスに流れ着いた7年前のガラス瓶から、血で書かれた助けを求める手紙が・・・・・・・・イタズラか?事件か?


続けて読んじゃうかな〜



もったいないから、ちょっと置いておくかな〜(^^ゞ


しかし・・・・・一冊目の『特捜部Q−檻の中の女』・・・文庫で出たんだよね。


ポケット版で買うのは早まったかな?


文庫の方がなんといっても安いからね〜




                                  





ーーーーーーーーーーーーーー参考文献

特捜部Q ―キジ殺し―― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1853)
早川書房
ユッシ・エーズラ・オールスン

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特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
早川書房
ユッシ・エーズラ・オールスン

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特捜部Q ―檻の中の女― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
早川書房
ユッシ・エーズラ・オールスン

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タイトル (本文) ブログ名/日時
『特捜部Q ― Pからのメッセージ』
 昨年12月に『特捜部Q ― 檻の中の女』を紹介したが、そのシリーズ第3弾『特捜部Q ― Pからのメッセージ』を紹介してみる。 ...続きを見る
団塊バカ親父の散歩話
2013/02/13 22:07

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
 バカ親父も読み終わりました。面白かったですね。
 たしかにこの事件は陰惨だから、特捜部Qの3人のやり取りがないときついですね。
 アサドも変人で謎の多い助手ですが、新しく入ったローセがまた変人で遠慮会釈のない口の悪さが面白いです(~_~)。それでいて、仕事はきちんとやり遂げるのが頼りになるんですよね。
 第三作目を本屋で探しているんですが、なかなか見つかりません。ネットで頼もうかと思ってます(^^ゞ。
遊哉
2013/01/09 12:12
☆ 遊哉さんへ
なかなか凝った作りのミステリーで、面白いですね。
三作目は、100ページほど読んで休憩中です。
また、変人が出てきます。大騒ぎです。事件は、陰惨なんですけどね〜
ポケットは最近置いてないですね。うちの近所の本屋に置いてなくて、八重洲ブックセンターで見つけました。
文庫が出だしたから、4冊目は文庫でもいいかな〜
ハンガーゲームも読み終わりました。
もっと重くて暗い話かと思っていたので、転がしていたんですが、これは、ライトノベルですね。
ねこのひげ
2013/01/09 18:34
キジ殺し、とはそういう意味なんですね。
北欧の美しい街並みで起こる陰惨な事件…ですか。
〜3作も面白そうですね。即予約しました。^^v
前に紹介されていた「天使のゲーム」も絶賛されている
だけあってなかなか手元にこないんですよ。
あと9番めです。待ちますよ〜
「特捜部Q」シリーズの方が早く読めそうです。
ひまわり
2013/01/09 19:24
☆ ひまわりさんへ
そういう意味なんですね〜
写真で見ると美しくて平和そうな街並みなんですけどね・・・・

1人あたり2週間とすると、18週間後ですね・・・・長いですね(+o+)
たしかに『特捜部Q』のほうが早そうですねヽ(^o^)丿
ねこのひげ
2013/01/09 19:41
最近は本読みしていなかったので(汗) 今年こそ何か読もうと考え中です
昨日も本屋さんに寄ったのですが これ!!と言うモノが 決められず 帰ってきてしまいました
ねこのひげさんのおススメの中から読んでみようかな〜
みるしっぽ
2013/01/10 07:53
☆ みるしっぽさんへ
この『特捜部Q』シリーズも面白いですが、『ハンガーゲーム』も面白いですよ。
ライトノベル的に軽くて読みやすいです。
『ハリーポッター』より、売れているそうです。
ねこのひげ
2013/01/10 08:29
こんばんは。
美しい街並みの写真と陰惨な事件が結びつきませんが、ヨーロッパでは時々信じられないような事件を耳にするのでリアル感もあるのかなぁ。怖い物みたさで読んでみたいけど、後味が気になります。話の内容を結構引きずってしまうタイプなので(笑)
うずら
2013/01/10 22:18
☆ うずらさんへ
後味はいいですよ。
事件が解決されて、最後にホッとさせるカタルシスがあります。
ねこのひげ
2013/01/11 05:41
いつもながら、ねこのひげさんの描写巧いですね〜!
読みたくならされます^^
後味がいいっていうのは、ポイント高いです
後味悪いのは、世の中イッパイあるから、こういうのぐらいはほっとしたいです
またネットで探してみます^^
タフィー104
2013/01/11 08:23
コペンハーゲンが舞台? 快楽殺人とのギャップが大きいですね… でも最後にホッとするなら読んでみようという気になります〜
こーちゃんへの応援メッセージありがとうございました〜 サブさんと違って気の小さい子なので、長期入院させたのは大きな失敗でしたが、今元気になろうと1日1つずつ頑張っている姿に私も励まされています!
pmarin
2013/01/11 08:44
☆ タフィー104さんへ
ありがとうございます。そう褒められると照れますな〜(^^ゞ
長い間、隠されていた事件が解決するわけですから、最後にはホッとします。
ぜひ、読んでみてください。
ねこのひげ
2013/01/11 18:20
☆ pmarinさんへ
迷宮入りだった事件や隠れていた事件を、特捜部Qが見つけ出して解決していくのです。

こーちゃん、回復の兆しが見えてきてよかったですね。
ねこのひげも、サブが目を怪我をしたときは、失明するのでは?とオロオロしました。
いまや、さらに大猫になって外を出歩いてます。いまは、ソファの上で寝てますけどね。
また今晩出かけるでしょう・・・(-"-)
ねこのひげ
2013/01/11 18:27
こんばんは。ご無沙汰していました。
この度は励ましのコメントや気持玉をありがとうございました。
ゆっくりではありますがご訪問を再開させていただいています。
またよろしくお願いします。

大好きなヨーロッパが舞台って言うとわくわくしちゃいますね。
読んでみたい本に加えさせていただきますね!
そうそう、いじめと言えば、馬もヤギも鶏もいじめってあるんですよ。
動物の世界では切っても切れないものなんだと痛感させられることがあります。でも人間には理性ってものがあるのにな〜なんてこともよく考えます。
TAMO
2013/01/24 01:03
☆ TAMOさんへ
こちらこそ、よろしくお願いします。
牧場が近くだったら、手伝いにいくんですけどね〜

ヨーロッパでも、北欧のデンマークですから、またちょっと違いますね。

いじめは、動物の本能だそうで、自分の生存権を守るために、弱い者を排除しようとする力が働くのだそうです。
いじめる気持ちを抑えようとする事ができるのが、人間なのだそうです。
となると、人間とは言えない連中がずいぶんと多いですけどね・・・・(~_~;)
ねこのひげ
2013/01/24 05:58

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