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zoom RSS 映画『雷桜』の原作者”宇江佐真理”さんの時代小説って

<<   作成日時 : 2010/10/16 04:50   >>

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宇江佐真理さんの小説本を、はじめて本屋で見たときは、宇江佐りえさんと勘違いしていた。
『宇江佐りえさん、テレビに出ないと思っていたら小説を書いていたんだ・・・・・・?』と思ったのである。
宇江佐真理さんが聞いたら怒られそうであるが、それがきっかけで読み出したのであるから、お許しください。
と言っても、宇江佐真理さんも、『笑顔千両ーウェザ・リポート』というエッセイ本を出されているから、宇江佐りえさんのことをご存知かもしれない。

宇江佐りえさんは、いまの美人お天気キャスターのはしりの女性で、天気→ウエザー(Weather)→宇江佐と芸名を名づけられたんだろうと思う。

涼やかな目元の理知的な美人で、天気予報以外にも、リポーターなどで活躍されていたが芸能界から引退されてしまった。

このBIGLOBEのウェブリブログの『著名人・公式ブログ』で、ブログをはじめられているのを見て、なつかしく思い出した。
現在は、実業家として活躍されているそうである。


で、小説家の宇江佐真理さんであるが、ブログの記事を書くにあたり、本棚にはいている宇江佐真理さんの本を数えてみると34冊あった。
ありゃーっ!?である。
20冊程度だろうと思っていたので、我ながらあきれた。
あと読んでいないのは10冊ぐらいであろうか?

他の女性作家の作品で、これだけの数を持っているのは少ない。これだけの作品量を書いている女性作家も少ないけど・・・・
『しゃばけ』シリーズの畠中恵さんの作品も全冊持っているが、まだそこまで書かれていない。

全冊読んでもっている作家は、男性作家だと、司馬遼太郎、吉川英治、宮城谷昌光・・・・とけっこうあるが・・・・
まあ、この人達は、別格であるがね。


べつだん、のめりこむように読んでいたわけではない。出るたびになんとなく買い読んで、また出ると買い・・・読んで・・・を繰り返しているうちに、いつのまにか34冊になっていたのである。

宇江佐真理さんの小説は、そんな何気なく読んでしまう魅力がある小説である。



いま、また時代劇映画ブーム再来だそうで宇江佐さんの『雷桜』も岡田将生と蒼井優主演で映画化されて10月22日から全国公開だそうである。


将軍家一門の男と、その家来の妹との恋愛である。

映画の予告編    




『雷桜』は、宇江佐真理さんの作品の中では、ちょっと、異色の作品であると思う・・・・

ぜひ、小説を読まれることをおすすめする。映画とは一味違っていると思う。

ーーーーーーーーーー

10月31日 追記

映画では、2人の恋愛に重点が置かれて、なぜ雷(遊)が赤ん坊のとき誘拐されたのかがよくわからないことになっているようであるが、小説ではきちんと描かれている。

江戸時代、身分違いで結婚できないというのは間違いである。八代将軍吉宗の母親は農民出身だし、犬公方と言われた五代将軍綱吉の母親は八百屋の娘である。
身分が低くても、武家や公家の養女になることで結婚できた。

小説のほうは、家族愛の物語です。

ーーーーーーーーーーーーーー



宇江佐さんの真骨頂は、やはり『髪結い伊三次』シリーズのような江戸庶民の生活を描いたような作品であろうか?

伊三次は、髪結いであるが、若いときに間違いを犯したため、なかなか店を持てないで、お得意回りをしている髪結いで、十手を貰ってはいないが、同心の探索の手伝いをしている。付き合っている女は、売れっ子の芸者である。

殺人事件や強盗、泥棒、火事騒ぎなども起きるが・・・・・・

一見、平凡な銭形平次のような話かと思ったら、なかなか・・・・


必死に働いているが、その日暮らしのため、結婚に踏み切れない男。自分のいまの生活や過去を悔やんで男に結婚を迫れない女。

そんなこんなが彩なして話がつむがれている。事件はそえもの的で、むしろ2人の関係や生活がどうなっていくかのほうに主眼がおかれている感がある。

やっと結婚して、子供ができて、しあわせそうな家庭でも、お互いの想いのすれ違いでけんかが起きたりする。


200年以上前の、江戸庶民の、我々現代人とかわらないふつうに江戸で暮し続けている庶民に起きる人間模様が描かれているのである。


侍も、宮本武蔵のような剣豪はでてこない。幕末の作品でも坂本龍馬や土方歳三のような有名人もでてこない。

写楽ていどか。

幕府の試験で、なんども落ちながら、江戸の町で、代書屋という内職(バイト)で生活を続けていくあいだに起きる事件を解決していく侍が、やがて試験に合格して、晴れて幕府の役人として重要な役目についていく話。(春風ぞ吹く)

その続編のような、その侍五郎太の気の弱い息子と町火消しの棟梁の話。(無事 これ名馬)


長屋で浪人暮らしをしていた侍が、仕官(就職)ができて、長屋の住民から祝福されて、江戸から離れていくまでの貧乏長屋暮らしのあいだに起きる事件。

十何年立って、白髪頭になって、ひさしぶりに江戸に帰ってきてみると、住んでいた長屋は消えていて住んでいた人々の消息もわからない。



そんな現代でもどこにでもありそうな話しがつづられている。

気が弱かったり、人が良すぎたり、身勝手だったり・・・・そんな江戸の人々の喜怒哀楽悲哀が描かれている小説群である。


どれがおすすめとは言いがたく、どれもおすすめで、一冊ぐらい読まれてみるとよい時代小説を描かれているのが宇江佐真理さんである。



どれも涼やかな清涼感のある作品で、読むと、もう1冊もう1冊と引き込まれます。



秋の夜長のお供におすすめでありますよ。





                                    





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参考文献





雷桜 (角川文庫)
角川書店
宇江佐 真理

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切なすぎる...読み ...
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今日を刻む時計―髪結い伊三次捕物余話
文藝春秋
宇江佐 真理

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人情を感じる心温まる ...
お気に入りシリーズ大 ...
時間の移ろい不破家も ...
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彼岸花
光文社
宇江佐 真理

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人と人との絆江戸を舞 ...
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笑顔千両―ウエザ・リポート (文春文庫)
文藝春秋
2010-09-03
宇江佐 真理

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雷桜(46点)評価:△
総論:ここが○○だったら、もっと感動できたのに!な点が多い。宇江佐真理の原作を、時代劇初挑戦の岡田将生と蒼井優の主演で映画化。監督は「ヴァイブレータ」「やわらかい生活」&.... ...続きを見る
映画批評OX
2010/10/23 17:04

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
宇江佐さんの本は一冊も読んだことがないのですが、好きなジャンルかも。時代ものって、有名人の伝記もおもしろいけど、市井の無名な人々の日常などもおもしろいですよね。『髪結い伊三次』、ぜひ読んでみたいです。しかもシリーズだし♪
映画のほうは、残念ながら蒼井優があまり好きでないので、パスかなあ(^^ゞ
キーブー
2010/10/16 16:35
☆ キーブーさんへ
急転同地のような事件も奇跡は起きないですけどね。
じ〜っとしみてくる暖かさがあります。
短編集『卵のふわふわ』もおすすめ。江戸時代の食べ物を通じて起きる心模様の物語です。
エッセイによると、旦那を会社へ子供を学校に送り出した後、台所の隅で、今夜のおかずをなににしようと考えながら書いたそうですよ。(^^♪

ねこのひげも、予告を見て、ないな〜っ・・・・と思いました。
ねこのひげ
2010/10/16 19:13
ねこのひげさん♪の解説が、あまりにも お上手なので、
思わず本屋さんへ走りそうになってしまいますね。(^^)
ジャンルも幅広そうですし・・
月に何冊ぐらい読まれているのですか?
ayu
2010/10/17 17:11
☆ ayuさんへ
お褒めいただき、恐縮です。
月に平均5,6冊でしょうか?べつにノルマを課しているわけではないので、その月によって違いますです。(^^ゞ
ねこのひげ
2010/10/17 19:55
お勧めの本、本屋さんで探してみます。
時代劇好きですね。。

2010/10/18 10:25
☆ 母さんへ
いまだと映画『雷桜』の公開にあわせて本屋に並んでいるのではないでしょうか?
『髪結い・・・・』シリーズをお読みになるのでしたら、『幻の声 髪結い伊三次捕り物余話』からがいいと思います。
デビュー作で髪結いシリーズの一作目にして読売新人賞受賞作です。
ねこのひげ
2010/10/18 17:50

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