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zoom RSS スタンリー・キューブリック監督の映画『バリー・リンドン』

<<   作成日時 : 2010/06/15 05:08   >>

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スタンリーキューブリック監督といえば、言わずと知れたあの先日記事にしたSF超大作映画の『2001年宇宙の旅』の監督です。
キューブリックというのは、黒澤明と同じように完璧主義の監督です。
すこしの妥協も許さず、常に最高の作品を作ろうとしてきたようです。
ストーリーとか、未来とか現代とか過去の時代とかはあまり関係ないようです。映像美の極致をめざしているというか、いかにリアルに見えるように撮るかに腐心してます。映画監督というより、映像芸術家と言えるのかもしれません。

だから、作品作りになんの脈絡もありません。

・・・・・『現ナマに体を張れ』・・・・『スパルタカス』・・・・『ロリータ』・・・・『2001年宇宙の旅』・・・・・・常に映画が公開されるたびに論議を巻き起こしています。

『2001年・・・・』などは、キューブリックは、この作品でなにを言いたいのか?と論議を呼びましたが、ようは実際に宇宙旅行が実現すれば、こうであろうという姿を映像で描くことに腐心したのだと思います。

それに味付けとしてコンピューターの反乱というアクシデントを付け足しただけでしょう。

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キューブリックは、哲学的なものには興味がないのではなかろうか?彼は、ただ映像美だけを求め続けていた芸術家というかアーチストのような気がするのです。

評論家やコアなファンは色々言ってますが・・・・。




『バリーリンドン』は、そのキューブリック監督の10作目の映画です。

主役のバリー・リンドンを演じたのは、『ペーパームーン』でアカデミー賞を受賞したばかりの、ライアン・オニール。

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ストーリーは、たいした話ではありません。

18世紀、アイルランドから田舎から出てきた素朴な青年が、持ち前の美貌と機転で女性をたらしこんで、貴族社会に入り込んで出世しようという話です。


アイルランドの故郷の村をでてすぐに追いはぎに会い、食べるために軍隊にはいたら、のちに7年戦争と呼ばれる戦争のために、兵隊としてプロシア(またはプロイセンーヨーロッパの当時の国家のひとつ)に送られます。

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戦争の後、プロシアに残り、賭博士と知り合い貴族社会に入り込んでいきます。純朴だった青年は、貴族達の世界を垣間見て、スレ枯らしの野心を持つ男へと変化をしていきます。

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このあたりの描写がすごいです。

退廃したヨーロッパ貴族の生活というのはかくありなん!と思わせるほど、リアルに描かれてます。
化粧をして付けボクロをした貴族の男たちの不気味さ。

この賭博シーンは、ろうそくの灯だけで撮影されてます。

いまでは、高感度カメラがあるのでこの程度は普通に撮影できますが、とうじはなかったので、この撮影のためだけに高感度カメラが開発されました。

戦争シーンでも、18世紀そのままの戦いが描かれてます。

キューブリックは、ただひたすら、18世紀のヨーロッパ世界を作り出そうとしたようです。



野心に燃えたバリー・リンドンは、金持ち貴族の未亡人と結婚します。

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そして、自分も貴族になろうとしますが・・・・・・



バリー・リンドンと結婚するリンドン伯爵未亡人は、70年代のグレタ・ガルボと賞賛された美貌を持つマリサ・ベレンソン。

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これほどの美人は、現在でもちょっとお目にかかれません。

バリー・リンドンから画像を取り揃えましたので、お楽しみあれ!

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18世紀の油絵から抜け出してきたような完璧な美しさです。キューブリックは、この映画で、マリサ・ベレンソンの美しさを偉観なく引き出してます。


でも、マリサ・ベレンソンの美しさはこのころが絶頂期で・・・・・・・・・


まさに花の命は短くて・・・・を地で行くように、やがてその美貌は衰えていくのですけどね。


日本人の衰え方はゆるいけど、白人系は驚くほど落ちていきますね。

ヨーロッパ最高のモデルから女優に転進したマリサ・ベレンソンも例外ではありませんでした。


このあと、パッとしないまま終わってしまいました。

現在64歳。

おばさんというより、おばあちゃんですが、きっと美しいおばあちゃんになっているでしょうね?



マリサ・ベレンソンは、この『バリー・リンドン』の前の前に出演した『ベニスに死す』で気に入った女優です。

主役であるダーク・ボガードが演じる作曲家アッシェンバッハの夫人を演じてます。



『ベニスに死す』は、ルキノ・ビスコンティ監督の作品ですが、ダーク・ボガードやマリサ・ベレンソンより、『ビョルン・アンドレセン』という美少年が有名です。

この少年なくしては映画『ベニスに死す』は成り立たなかったでしょう。

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日本のCMにも出演し、とうじの多くの女性の溜息を誘いました。

でも、ビョルン・アンドレセンは、この映画1本に出演しただけでスクリーンから消えてしまいました。

あまりに美しすぎて使いにくかったようです。


ルキノ・ビスコンティも映像の美しさにこだわった監督でした。


こういった映画を作れる監督。キューブリックやビスコンティのような監督は、現在では存在できなくなりました。






                                 








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