ねこのひげ

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zoom RSS 映画『2001年宇宙の旅』と現実のギャップ

<<   作成日時 : 2010/05/13 05:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 18 / トラックバック 2 / コメント 7

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別に映画『3001年宇宙の旅』(1968年公開)の内容について書こうというわけではないんですけどね。
ないんですけど、先日の野口さんや山崎さんの宇宙ステーションからの中継を観ていて、フッと思ったので・・・・
5月18日にはソーラーセール実験機『イカロス』が打ち上げられるし、1月後の6月13日には、小惑星探査機『はやぶさ』も地球にもどってくることだし・・・・
『2001年宇宙の旅』を観に行った当時のボロボロのパンフレットが、ダンボールの底から出てきたというのもありまして・・・・・

というわけで・・・・・トップの画像は、パンフレットのカバーイラストであります。


宇宙旅客機のオリエント号

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こちらは、スペースシャトル。

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かたや、豪華でスマートな民間機。かたや、国営の軍用機というか貨物機である。

貨物機で人を運ばなければならない現状はなさけないと思うのですが、宇宙はあくまで静かに美しいです。



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曲がりなりにも、住めるようになったのは喜ばしいことであるが・・・・



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寄せ集めのゴタゴタしたデザインもくそもない国際宇宙基地。


しかも、アメリカは、すでに国際宇宙基地など、どうでもいいようなことを言い出している。


完全に完成するのかどうかが、危ぶまれている状況である。





一方、こちらは、『2001年宇宙の旅』に出てくる建設中の巨大な宇宙ステーションである。

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宇宙ステーションのなかにはヒルトンホテルがある。

あのお騒がせセレブのパリス・ヒルトン嬢のヒルトンホテルである。彼女が出迎えてくれるのであろうか?

拡大すると”HILTON”の文字がわかります。

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すばらしい広さとすばらしいデザインですね。


宇宙ステーションを回転させることにより、擬似重力も生み出しています。


この差は、なに!?



オリエント号の、現在ではキャビンアテンダントとか呼ばれているスチュワーデスが手に持っているのは、実際にNASAが開発した宇宙食。

すべてペースト状である。

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現在では、実際のものを持っていっても大丈夫なことがわかり、ふつうの食事をしているが、このころ,宇宙では、食べ物は、ペースト状でなければ、食べれないだろうと思われていた。

彼女らが乗っている宇宙旅客機と言えるオリエント号は、パンナムの経営ということになっているが、パンナムは、現在は倒産してない。

ないが、この余裕。

バージン航空が企画している宇宙旅行なんて・・・・・

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こんなので、10分程度無重力を味会うだけで、1000万円だからね・・・・・・・ナサケナイ。 (>_<)




この差ってなんだろうね?

ねこのひげの、子供の頃の宇宙旅行のイメージというのは、『2001年宇宙の旅』やそれ以前の時代の映画の中に出てくる宇宙旅行に近かった気がする。

月に何万人も住んでいるような漫画や小説まであった。



アポロの月着陸船。

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映画の月着陸船と宇宙服のイラスト。

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着陸したあとの状況でもこの差である。

映画では地下都市まであります。

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もちろん、映画と現実の差であることは、わかっていることではあるけどね。


でも現実のあまりの貧相さには、泣くよね。

倉庫とホテルの差というか、貨物トラックとリムジンの差ほどもある。



ジョン・F・ケネディ大統領の号令により、NASAによって、たしかに人類は月に降り立ったけどね。

でも、それは、フォン・ブラウン博士やそれ以前の学者、小説家が描いてきたものとは違っていた。


アポロ計画は、宇宙への憧れや科学技術の開発のためにされた計画ではなかった。

人類の最先端技術の結晶ではあったわけだけどね。

人類初の人工衛星や、ガガーリンの有人飛行で、ソビエト連邦に先を越されたアメリカ合衆国の”メンツとプライド”のために、行われたものだった。

『月着陸だけは、ソ連に先を越されてなるものか!』というのが、アメリカ国民の気持ちであり、悲願となった。実際には、ソ連に、人間を月に降ろすだけの経済力も科学力もなかった。

ソ連のロケットは、ドイツ敗戦のとき、持ち帰ったV−2ロケットと250余人にのぼる拉致されたドイツ技術者によるものだった。

現在でも、ロシアのソユーズ連絡船は、この半世紀前のロケットで打ち上げられているのである。

簡単に言えば、V2号ロケットを、20本30本と束にして、紐で結わえて、その上にカプセルを乗せて打ち上げているようなものである。

その単純な構成ゆえに、故障が少ない。


アメリカも、アメリカ人が、中心になって打ち上げていたロケットは、たびたび失敗して爆発していたから、あせったアメリカ政府は、それまで、窓際に追いやっていた半分拉致同然に亡命させたフォン・ブラウン博士やドイツ技術者を主役にさせて、人類初の月着陸を目指した。


ともかく、相手より先に!が重要な命題だった。

科学探求とか安全性などは二の次だった。

ために、ろくでもないことになった。

ソ連も、そうだったが、居住性を無視した狭いカプセルの中に人間を詰め込んで打ち上げることになった。

両国から、何人もの犠牲者も出た。

実際には、何百人も死んでいるのではないかと言われている。


アポロ計画は、最後には、人類を月に降ろしただけで、計画は途中で頓挫してしまった。


おりからの、アメリカの経済不況により、仕分けにあい、NASAの予算が、大幅に削られてしまったためである。

超一流の宇宙物理学者でホームレスになった人もいる。彼の知識がNASA以外では役に立たなかったためである。


宇宙ホテルや月基地も作られることなく、あれから40年近くほったらかしである。


月に降り立った人間なんて数えるだけしかいない。



オバマ大統領など、火星を目指す!とか言っているけど、どうなんだろう。



まずは、恒久的なきちんとした宇宙ホテルというか宇宙ステーションを作るべきではなかろうか?

そうしなければ、また月着陸とおなじように『火星に着陸してきました』で終わるような気がする。


着陸するだけでは何にもならないだろう。


着陸が出発点のはずなんだけどね。


ねこのひげが子供の頃みたソ連の国威発揚映画でも、宇宙ステーションを作り上げるために打ち上げられるロケットは、20機30機単位で打ち上げられ、あのドーナツ型の宇宙ステーションが作り上げられていた。

ディズニーの描く未来世界の映画でも、ドーナツ型の宇宙ステーションから、何機もの巨大な豪華客船のような宇宙船が悠然と月に向かい、月基地の建設が行われた。

何年もかかる火星にはさらに巨大な宇宙船が、船団を組んで向かっていた。


アポロ13号の事故のようなことはありえなかった。

アポロ計画は、ある意味、堀江さんの太平洋1人横断『太平洋ひとりぼっち』より、無謀で惨い計画だったのである。

手漕ぎボートで太平洋を横断するようなものである。

それを国家がさせたのである。

ゴムボートで太平洋を横断かな?


1972年のアポロ17号以降、今年2010年になるまで、いまだに月に着陸した人間はいない。



戦争による競争により、科学は急速に発展してきたという意見があるが、宇宙競走を見ると、それが偽りであるのがよくわかる。


アメリカが、軍備のためにつぎ込んだ予算の30パーセントもあれば、20世紀中に月に基地が作られ、火星に着陸していただろうと言われている。

軍備にあれだけの予算をつぎ込まねば、ソビエト連邦も、崩壊することはなかったのである。

北朝鮮や中国もいずれおなじ憂き目にあうであろう。


アメリカの軍事予算の10パーセント強もあれば、世界中の飢えた人、すべてに食料を配給できるのである。

2008年度のアメリカの軍事費は7980億ドル。世界中の飢えた人、すべてに食料を1年間配るとすると、980億ドルだそうである。


であるから、世界中が協力すれば、映画『2001年宇宙の旅』のような宇宙ホテルや月基地や木星探検のためのディスカバリー号ごときは、簡単に実現できるはずなのである。


くだらない兵器開発よりよほどか有意義であるはずなのであるが・・・・



でも、しないんだよね。情けないことに・・・・・(+o+)



人類は『2001年宇宙の旅』のように木星まで行けるのだろうか?


太陽系を飛び出して、他の星系まで行けるのだろうか?


いや、それどころか、地球という水溜りのような星の上からさえ抜け出せず、やがて溺れ死んでしまうかもしれない。


ボウフラのように・・・・・・





                                    











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23:30の雑記帳
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午前十時の映画祭でスクリーンで3度目の2001年宇宙の旅を見た。DVDやLDでもう何度も見ている作品だが、やっぱり大型スクリーンで見るのは格別だ。もう40年以上前の作品だが、何ら色あせていない事を再確認する事ができた。この作品はやっぱり唯一無二の最高傑作だと思う。 ...続きを見る
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2010/06/10 11:46

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
ふぅ〜!やっと読み終えました!(笑)

10年一昔。。。とはよく言いますが、今や5年一昔。
それが1968年のこととなると。。。えっ?もう40年も前のこと〜?

人類の進歩は。。。というか科学の進歩はめざましく、映画の映像がなんだか漫画チックにも見えてしまいますね!
この先に何が待っているのか。。。誰もが一抹の不安を持っているのでしょうが、後戻りできないことがることだけは考えなければならないのも、今生きてる者の責任なのでしょうね。
みつば
2010/05/14 13:19
長文ですいません。<(_ _)>
まあ、粗茶でも( ^^) _旦~~

40年前は、リアルに見えて感激したものです。
現実は鉄骨むき出しの工場みたいな宇宙ステーション。

どうしようもない時の流れを感じますですね。(^^ゞ
ねこのひげ
2010/05/14 17:10
PAN AMERICAN、HILTON・・・洗練されたデザインに描かれた憧れのロゴがとても印象的でした。画面の一つひとつに未来への夢がありましたよね。機材と配線だらけのISSの船内は、ぼくらが子供のころに描いていたイメージとかなり違ったなー (^_^;)
Hamuたろ
2010/05/17 22:22
洗練されたデザインとパンアメリカンやヒルトンなど憧れのロゴ。人の心をワクワクさせる夢がありました。機材と配線だらけのISSの船内は、子供のころに思い描いていた宇宙ステーションのイメージとは・・・かなり違うなー (^v^;)
Hamuたろ
2010/05/17 22:28
世界中が協力していれば、夢ではなく、現実にあんな宇宙旅行や宇宙ホテルが実現できたかもしれませんね。
このままいくと、エイリアンの世界かアバターの世界に行きそうで・・・悲しいですね。(~_~;)
ねこのひげ
2010/05/18 04:21
先日夜のニュースを見ていたら
ニュース途中で突然ニュースキャスターが
『今、日本人宇宙飛行士セニョールNOGUCHIがメキシコ上空の
宇宙写真をtwitterで送ってくれたので映します』と言って
画面に映してくれました。何だかとても嬉しかったです。
Maria
2010/05/21 01:42
おーっ!!いいですね。
粋ですね。
しかし、いちどは宇宙空間から地球を眺めてみたいですね。(^^♪
ねこのひげ
2010/05/21 05:39

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